【シェフインタビュー】酒井シェフ 冷蔵庫にあるあり合わせの材料と包丁一本でおいしい料理を。

タグ: , 2023/8/9

[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」(https://sharedine.me/)]

 外出自粛やリモートワークの普及により生活の中心が家庭へと移り、自炊の機会が一気に増えるなど、消費者の生活は一変しました。

コロナ禍で飲食業界の雇用不安が広がる中、店舗に頼らないニューノーマルな働き方として「出張シェフ」が注目されています。

出張シェフサービスを運営する「シェアダイン」では、コロナ禍の影響が出る以前の2019年と比較すると、飲食店出身のシェフの登録が急増しています。

コロナ禍をきっかけに出張シェフの活動を始めたシェフの中には、レストラン勤務の頃と比較して年収が2倍になったシェフや、年収1,000万円を目標とするシェフが出てきました。

今回は、「酒井シェフ」に出張シェフのリアルな話をお伺いしました。

酒井シェフ

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飲食店勤務を経て、ご自身でお店を経営されたこともあるそうですね

17歳でアルバイトとしてファミリーレストランの不二家に入ったのが、料理の道に進むきっかけでした。高校卒業後は調理の専門学校に進み、料理人となりました。飲食店勤めを経てパスタ&ピッツァレストランを9年経営し、その後は総合病院の調理師社員として集団調理も経験し、料理経験は30年になります。

総合病院では社員として調理師をしていましたが、委託業者に切り替わることになり、私も含めて当時のスタッフは全員辞めることになりました。

シェアダインを知ったきっかけは何でしょうか

2022年2月頃に、奥さんに出張料理があることを教えてもらい調べていく中でシェアダインを知りました。そこで「とりあえずエントリーしてみよう」と思い、5月末くらいにシェアダインへ登録しました。それから運営局からお知らせが来て、面接を受けたという流れです。面接担当の方に対しては、かなり良い印象をもちましたね。

それからシェアダインのガイドブックをいただき、出張シェフとしてのプロフィールページを作成し、すぐに最初の仕事が入りました。飲食店を経営していたこともあり、ご家庭を訪問して料理をする仕事にはすんなり入っていけました。

働き方も一般的なサラリーマンが9時間拘束だとすると、シェアダインのシェフになってからは、午前3時間・午後4時間の合計7時間といったように、拘束時間は短くなりました。収入は以前と変わりませんが、時間のゆとりが生まれました。

実際にシェアダインで仕事をされてみてどうでしたか?

「やってダメならまた考えよう」と軽い気持ちで始めたため、プレッシャーなどは感じませんでしたね。出張シェフの道を選んでからはとにかくやってみようと、覚悟を決めてやれています。

飲食店に務めるとなると中々軽い気持ちではできないので、マッチングプラットフォームの良いところだと思います。

仕事を始めてみると、運営局のサポートがあったので、安心して独立できるという部分はありました。例えばプロフィールの作り方や予約の受け方、基本的なサポートから、案件の紹介などです。今では週休2日で出張シェフ一本でやっています。

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