インスタ映えをアルバイト採用にフル活用せよ!
職場でもインスタ映えを意識
この前行った居酒屋さんも、インスタ映えをおおいに意識していました。とにかくメガなメニューが目白押しなのです。1リットルのメガハイボールなんかは、他のお店でも目にしたことはありますが、キャベツがタワーのように盛られたド迫力のメガサラダにはびっくり。思わず店員さんに聞いてみたら「キャベツ一玉、丸ごと使ってますからね。この迫力をお客さんが写真に撮って投稿してくれれば、お店の販促につながりますから。もう採算度外視ですよ(笑)」とのこと。
販促目的だったはずのメガ盛り写真は、職場のアルバイターからも投稿されています。例えば「ウチのまかない、メガ盛りのさらにメガ盛りでハンパない!」とか。他にも「バイト先のカフェで初めて黒板のメニューを書かせてもらいました!」とか、「書店バイトでポップデビュー!」とか、インスタグラムには想像以上にバイト生活の投稿も見られます。これらの投稿は、実はアルバイトを通して「リア充」生活をアピールしたいという自己表現の発露なのです。
見栄えをベースとした「自己表現ツール」としての特徴こそが、インスタグラムをここまでのブームに導いた大きな要因のひとつです。アルバイトスタッフの自己アピール投稿は、その職場を魅力的にアピールする効果にもつながるでしょう。これは採用ブランド力に直結します。お店の女子大生スタッフの投稿に「アルバイト募集」というハッシュタグを付けてもらっただけで、同年代の女子大生が採用できたという例もあります。
発表!インスタ映えバイトランキング
そこで我々ツナグ働き方研究所は、学生を対象に「SNS映えしそうなバイト先」について調査を実施してみました。トップテンは下記のとおり。2大テーマパークをはじめ、カフェや雑貨屋というキラキラ感のある職場が、やはり上位に並んでいます。
1位 東京ディズニーリゾート
2位 スープストックトーキョー
3位 スターバックスコーヒー
4位 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
5位 コメダ珈琲店
6位 KALDI COFFEE FARM
7位 無印良品
8位 PRONTO
9位 DEAN&DELUCA
10位 富士そば
こういったブランド感のあるアルバイト先でなくても、自分の職場にインスタ映えアイテムがあれば、それを採用に活かさない手はありません。お店がカッコいい、制服がオシャレ、イケてるスタッフがいる…などのシュッとした特徴は、もちろんアドバンテージになります。しかし10位に富士そばがランクインしていることからも、メガ盛りやまかないもアピールポイントになることが実証されています。
この人手不足の中、藁にもすがりたい採用担当者の方は多いはず。時給を上げるだけじゃなく、ぜひぜひ自分の職場にあるインスタ映えを探してみてください。
[記事提供:ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
平賀充記(ひらが・あつのり)
ツナグ働き方研究所 所長
1988年リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)に入社。「FromA」「FromA_NAVI」「タウンワーク」「とらばーゆ」「ガテン」などリクルートの主要求人媒体の全国統括編集長を歴任。 2014年株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役に就任。2015年ツナグ働き方研究所を設立、所長に就任。2019年よりツナググループ・ホールディングス エグゼクティブフェロー就任。著書に『非正規って言うな!』『サービス業の正しい働き方改革・アルバイトが辞めない職場の作り方』(クロスメディアマーケティング)、『パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド』(かんき出版)、『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』(アスコム)。