感染症が流行したときに管理栄養士・栄養士として行なった方が良い3つのこと

タグ: , , , 2020/5/15

[記事提供:栄養士・管理栄養士の求人情報サイト Dietitian job]

 こんにちは。外部執筆スタッフの管理栄養士 吉澤裕加です。

連日、新型コロナウイルス関連のニュースが報道され、予断を許さない状況が続いていますね。

施設などで調理に従事する管理栄養士・栄養士さんも衛生管理の対策に追われていることと思います。

私も管理栄養士として、医療機関で栄養指導を請け負っている傍らで、給食管理にも関わる機会があります。

今回は、新型コロナウイルス発生後に実施した3つの基本的なことを改めて紹介したいと思います。

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1.ウイルスの感染経路の確認


新型コロナウイルスの広がり方は飛沫感染、または接触感染によって伝染すると言われています。

衛生指導に携わる者としてウイルスがどのような経路で感染する可能性が高いのかを把握しておく必要がありますね。

調理場で働く人がそれぞれ目にする情報を、全員が同じように理解するとは限りません。

大規模施設であればなおさらです。

毎日の朝礼や給食会議等などで同じ情報を共有し、全体理解を促す必要があります。

私が情報収集の際に使用したのは、厚生労働省のホームページです。

厚生労働省ホームページはこちら

新型コロナウイルス感染症についての特設ページに、常に新しい情報がアップデートされています。

私はこのぺージ内『関連情報』にある

・「新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために」

・「家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~」

を参考にしました。

感染経路の特徴として、スポーツジムやビュッフェスタイルの会食、密接した仮設テントなどで一人の感染者が複数に感染させた事例が報告されています。

まずは、「喚起が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けるように」との厚生労働省の注意喚起を共有しました。

さらに、家庭内で注意することとして挙げられていた感染予防のポイントを抜粋し、調理現場に応用して以下のようにまとめました。

・マスクをつけること(マスクを外す際にはゴムやひもをつかんで外す)

・こまめに手を洗うこと(洗った後はアルコール消毒をする。洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにする)

・換気をすること(休憩室は窓やドアを開けて換気を行う)

・手で触れる共有部分を消毒すること(薄めた塩素系漂白剤で拭き、水拭きを行う)

・衣服を洗濯してきれいに保つこと(洗った後は完全に乾燥させる)

これらは全員が参加する給食会議で情報共有しました。

早い段階で最新の情報を共有をするのも、管理栄養士・栄養士の役目です。





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