【スポーツメンタル】今のメンタルでヒーローインタビューが受けれますか?
さらに、試合中のイメトレ同様に重要になるのが、ヒーローインタビューのような場面です。
つまり、「目標を達成した自分を想像すること」です。
僕たち人間は、日常の延長でしかものが見れない傾向があります。
つまり、目標設定も今の自分のレベルに応じた目標しか立てません。
すると、無意識に自分の限界を決めつけることに・・・
そして、限界の範囲内でしか出来ないことを考えることに・・・
気付いた時には、思考の枠の世界でしか結果が生まれない・・・
遠い昔思い描いていた大きな目標が遠ざかる事に・・・
今、現役を過ごしているアスリートにとって、ちょっとピンとこない話かもしれません。
なぜならば、今の自分の延長線上の目標を立てろと言われてきた方が多いと思うからです。
そういった言葉を何度も私自身言われてきました。
「もっと現実見ろよ・・・」
「お前には無理だよ・・・」
「失敗するから辞めとけよ・・・」
などなど・・・
現実の延長線上で今を生きろ!
と言わんばかりの言葉を野球を通じて沢山言われてきました。
きっと自分を想って言ってくれたのだと思います。
けど、これから夢を叶えたいと思う人には酷な言葉でした。
けど、そんな言葉に耳を傾ける必要はないんです。
キングカズこと、三浦知良さんがある言葉を残してくれました。
それが、
「1%あるんですね。じゃあ僕はその1%を信じます。」
(高校生時代にブラジル留学をめぐって監督から「人間100%はないが、お前は99%は無理だ」と言われたときに、三浦知良選手が言った言葉)
人生は、自分が思った通りにしかならないと感じさせてくれる言葉ですよね。
そう思った時に、「今のメンタルでヒーローインタビューが受けれますか?」って事なんです。
もし、今の自分には・・・と思うのであれば自信を高めて欲しいのです。
その自信を生み出すのは日々の積み重ねから・・・
その為にも、目標設定を大切にして欲しいのです。
[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
1983年、イギリス生まれの東京育ち。7歳から野球を始め、高校は強豪校にスポーツ推薦で入学するも、結果を出せず挫折。大学卒業後の社会人生活では、多忙から心と体のバランスを崩し、休職を経験。
こうした生い立ちをもとに、脳と心の仕組みを学び、勝負所で力を発揮させるメソッド、スポーツメンタルコーチングを提唱。
プロアマ・有名無名を問わず、多くの競技のスポーツ選手のパフォーマンスを劇的にアップさせている。世界チャンピオン9名、全日本チャンピオン13名、ドラフト指名4名など実績多数。
アスリート以外にも、スポーツをがんばる子どもを持つ親御さんや指導者、先生を対象にした『1人で頑張る方を支えるオンラインコミュニティ・Space』を主催、運営。
『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』など著書8冊累計10万部。