【スポーツメンタル】自信を高めるために〇〇してますか?
超プロフェッショナルの世界・ファッションモデル
最近、ファッションモデルの方とお話しをする機会がありました。
ファッションモデルってスポーツメンタルに関係ないと思いがちです。
しかし、とても面白い話が聞けました。
モデルの仕事ほど「演じる」ことが要求される仕事はありません。
ブランドの魅力を伝える。
ブランドの良さを体感してもらう。
その為に、ブランド物を着て人前を歩くわけです。
動くマネキンと言ってもいいかもしれません。(もちろんマネキンだとは思ってません。)
そんなマネキンには「心」はありません。
しかし、人には「心」があります。
モデルという役割に徹するのがファッションモデルの仕事です。
しかし、簡単に役割を徹底出来ないのがファッションモデルの悩みだと聞きました。
それって、スポーツ選手にも同じことが言えると思ったのです。
どんなスポーツ選手も役割があります。
チームでの役割、部活動での役割。
さらには、どんな選手もエンターテイメントを提供する側の人間でもあります。
「見てくれる人に喜んでもらいたい。」
「応援してくれる人の為に頑張りたい。」
そう感じる人ほどスポーツというエンターテイメントを提供する側の人間なのです。
だから、エンタテイナーとしての役割を徹することができるか?
大事になってきます。
みなさんがもしスポーツで頑張っていたらテレビに出る芸能人と役割はそう変わりないのです。
それが、スポーツの本質だと思っています。
サッカーのワールドカップでも同じことが言えます。
4年に一度のエンターテイメントなのです。
その中で、選手たちがサッカー選手を演じてくれるから盛り上がるのです。
強気な発言、相手を挑発する行為、世間的には褒められたものではありません。
しかし、物議を醸す何かが起きるかたら盛り上がるのです。
そんな選手たちをみて、
自信満々
やる気満々
物怖じしない
大舞台で役割を徹底的に演じ切ることが出来るか?
メンタルってそんな捉え方をしてもいいんです。
演じるということはフェイク(ふり)をしているだけです。
フェイクを演じていたらいつしかフェイクが本当の自分に・・・
本田圭佑さんを徹底的に演じてもらった選手がいました。
気付いたら彼女ができ、水泳で4年ぶりに自己ベストを出した方もいます。
「自信を持つ為にはどうしたらいいか?」
と良く聞かれます。
自信を持つ為の科学的な方法ってたくさんあります。
その中でも今回ご紹介したフェイクはとっても楽にできます。
心理学ではモデリングと呼ばれています。
[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】アスリートも要注意、うつ病にも発展する燃え尽き症候群
【関連記事】「大きな目標の前に小さな目標を立てる」女子ボクシング・並木月海流 メンタルヘルスの整え方
【関連記事】「たまたま出た結果」をスポーツメンタルコーチはどう捉えるか?
一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
1983年、イギリス生まれの東京育ち。7歳から野球を始め、高校は強豪校にスポーツ推薦で入学するも、結果を出せず挫折。大学卒業後の社会人生活では、多忙から心と体のバランスを崩し、休職を経験。
こうした生い立ちをもとに、脳と心の仕組みを学び、勝負所で力を発揮させるメソッド、スポーツメンタルコーチングを提唱。
プロアマ・有名無名を問わず、多くの競技のスポーツ選手のパフォーマンスを劇的にアップさせている。世界チャンピオン9名、全日本チャンピオン13名、ドラフト指名4名など実績多数。
アスリート以外にも、スポーツをがんばる子どもを持つ親御さんや指導者、先生を対象にした『1人で頑張る方を支えるオンラインコミュニティ・Space』を主催、運営。
『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』など著書8冊累計10万部。