自分を支える力「自己肯定感」とは?
臨床心理士の深瀬と申します。企業研修、職場環境改善などを中心に活動しています。今回は自己肯定感についてお話しします。
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自己肯定感とは「自分には価値がある」「自分は存在していていいんだ」「自分は素晴らしい存在だ」という感覚です。これは生きるうえで自分を支える力になるものです。自己肯定感は、養育者との関わりの中で幼少期にその基礎が形作られ、その後は家庭、学校生活を通して構築すると考えられています。
自己肯定感の高い人は、大きなミスをしたり自分にできないことがあったりしても「大丈夫、次はうまくできる」、「自分には〇〇はできないけれど、私には他にいいところがたくさんある」と肯定的に考える傾向があります。何かができるできないにかかわらず、揺るぎない自信と安定感をもっており、積極的に物事に取り組めます。その反対に、自己肯定感が低い人は自分に自信が持てず、不安や恐れを感じやすい傾向があります。小さなミスにひどく落ち込んだり、自分が人からどのように見られているかが気になることが多いようです。
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