おじさん世代がハロウィンのバカ騒ぎにイライラする理由
ハロウィンが日本で始まった時
この年、東京ディズニーランドが初のハロウィンイベント「ディズニー・ハッピー・ハロウィーン」を実施。また同年、川崎市ではハロウィンパレードの先駆けともいえる「カワサキハロウィン」が始まり、秋の風物詩としてじわじわと全国に広がっていったという経緯があります。
むしろ、アラフォーのおっさんにとって全国ニュースで「ハロウィン」を初めて耳にしたのは、痛ましい出来事でした。92年10月、愛知県から米ルイジアナ州に留学していた高校2年生の男子がハロウィンパーティーへと出かけると、同行の友人が訪問先を間違え、玄関のベルを鳴らしてしまいます。
家の主は不法侵入者と判断。16歳の少年は射殺されてしまうのです。
日米の銃に対する認識の違いを浮き彫りにした「日本人留学生射殺事件」で「ハロウィン」を知った40代も多いことでしょう。不運な事件に巻き込まれなければ被害者は今、43歳でしょうから…。