更年期の肌の変化は?美しさをキープするスキンケアとは
[文:フェムゾーンラボ(https://www.femzonelab.com/)]
更年期は肌にも影響を及ぼします。ホルモンの変動による肌の乾燥、ハリ・弾力の低下などが更年期の肌の特徴です。しかし、正しいケアにより、肌の健康と美しさをキープすることができます。
この記事では、更年期と肌の変化に焦点を当て、更年期に必要なスキンケアのポイントを紹介します。自分の肌に対する理解を深め、輝く美しさを引き出すためのケアを学んでいきましょう。
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更年期の肌の変化
更年期に入ると、女性ホルモンの変化が肌にも大きな影響を与えます。具体的には以下のようなものが挙げられます。
●乾燥
●皮脂量の減少
●コラーゲンの減少
●弾力の低下
●シワやシミの増加
これらの肌トラブルは、閉経によりエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少することにより起こります。更年期を迎え、肌が老け見えしないようしっかり対策することが重要です。肌が急に変化しやすい更年期を少しでも前向きに乗り切るために、日頃のスキンケアを見直していきましょう。
更年期に必要なスキンケアとは?
肌の乾燥、弾力の低下、シワの増加など、更年期の変化に対処するためには適切なスキンケアが欠かせません。ここでは、更年期に特に意識したいスキンケアのポイントをご紹介します。
1. 水分不足を補うケア
エストロゲンの減少により、肌は乾燥しやすくなります。みずみずしい肌をキープするには、今まで以上に保湿を強化することが大切です。
株式会社Snowが40代の女性皮膚科医を対象に行った「更年期女性の肌悩み」に関する調査によると、皮膚科医の9割以上が更年期の肌には保湿が必要という結果となりました。保湿アイテムを取り入れる際は、以下のような成分をおすすめします。
●セラミド
●ヒアルロン酸
●コラーゲン
●スクワラン
これらの成分は乾燥からお肌を守り、バリア機能を高めてくれる成分です。どれも肌に刺激を与えにくく敏感肌の方でも使いやすいためぜひお試しください。
参考:「【皮膚科医の9割が保湿が重要と回答!】何が正解?更年期のスキンケアを考える」
2.ハリ・弾力を高めるケア
コラーゲンが減ることでほうれい線が目立ったり、フェイスラインのもたつきが気になるようになります。顔全体の皮膚が下がりやすくなるため、コラーゲン生成を促すケアが大切です。例えば、以下のような成分が挙げられます。
●レチノール(ビタミンA誘導体)
●ナイアシンアミド(ビタミンB群)
●ビタミンC誘導体
●幹細胞培養液
レチノールは濃度が高いものを使うとピリつきや皮剥けをする可能性があります。初めて使うときは使用量を少なくするか、週に1~2回使うなど調整しながら試すのがおすすめです。上記のような成分が配合されているアイテムを味方につけ、肌の張り弾力を高めるケアをしていきましょう。
3.メラニン対策のしみケア
エストロゲンの減少により肌のターンオーバーが乱れることで、シミの原因になるメラニンが肌内部に残りやすくなります。そのため以下のような成分でメラニン対策することをおすすめします。
●トラネキサム酸
●グリチルリチン酸2K
●アルブチン
●コウジ酸
化粧水や美容液を購入する際は、上記の成分が配合されているものを選ぶなど、万全なシミ対策を目指しましょう。また、日焼け止めやサングラスなどの紫外線対策も年間通して行うことも大切です。