ドジャースがリーグ連覇なら27年はシーズン中止? 他球団幹部が“埋まらぬ資金差”に不満 サラリーキャップ制反対の選手会とは亀裂も
他球団を圧倒する豊富な戦力を抱えるドジャース。その強さに他球団からは……(C)Getty Images
“世界一軍団”が今年もポストシーズンで無類の勝負強さを発揮している。現地時間10月16日、ドジャースは本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に3-1で勝利。2年連続のワールドシリーズ進出に王手をかけた。
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怒涛の連勝で21世紀初のワールドシリーズ連覇に突き進むドジャース。今ポストシーズンで1敗しか喫していないチームは彼らのみで、まさに敵なしの強さを発揮していると言えよう。
もっとも、豊富な資金力で数多のスター選手たちを獲得し、分厚い戦力を維持するドジャースの“1強化”には、他球団から懸念が示されているという。米スポーツ専門局『ESPN』の敏腕記者ジェフ・パッサン氏は、年俸総額が下位6球団の合計に匹敵するドジャースが連覇を果たせば、MLB内でのサラリーキャップ制度(年俸総額やチーム予算に上限を設ける制度)導入を推す声が「今以上に強くなる」と伝えた。
他球団との資金力は明らかに違う。ドジャースも40人ロースター枠内で9選手をトレードで獲得しているものの、大谷翔平、フレディ・フリーマン、ブレイク・スネルらはいずれもFAで獲得し、さらに山本由伸、キム・ヘソンはポスティングで契約。パッサン記者も「ドジャースは『新たなヤンキース』であり、現状では誰よりも資金力があり、支出にも積極的だ」と論じている。






