判定が下された直後、ペルドモもたまらずに吠えた(C)Getty Images
“超”が着くほどのハイレベルな攻防が展開されたゲームは、まさにラストシーンで「疑惑の判定」に揺れた。
現地時間3月15日に米マイアミのローンデポ・パークで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝は、米国代表がドミニカ共和国代表に2-1で勝利。手に汗握る投手戦を制し、3大会連続での決勝進出を決めた。
【動画】アメリカの決勝進出を決めた「誤審」 ドミニカ打者が怒った判定シーン
1点を先行された4回に、ガナー・ヘンダーソンとロマン・アンソニーのソロ本塁打で逆転に成功した米国は、5回途中から継投策にスイッチ。計5人を送り込み、強力ドミニカ打線の豪打を封じた。
問題が起きたのは、まさに最終盤。9回裏二死三塁で、守護神のメイソン・ミラーがヘラルド・ペルドモと対峙した局面だった。
打席で粘る相手に対して160キロを超える自慢の剛速球で押したミラーは、フルカウントからの8球目に縦に大きく割れるスライダーを選択。真ん中低めに入ったボールをペルドモは自信満々に見送ったが、球審のコールは「ストライク」。見逃し三振でゲームセットとなった。
物議を醸したのは、球審のジャッジだ。MLB公式サイトの投球チャートを見ても、ミラーの8球目はストライクゾーンからボール3つ分ほども外れている。今大会はABSシステム(AIハイテク機器でのストライク・ボール判定)が導入されておらず、判定を肉眼で見極める必要があったとはいえ、あまりにお粗末な決定だった。