子供が宿題の山に忙殺される日本は異常? 海外は2か月以上の休暇で宿題なしが多数

タグ: , 2018/8/5

 日本の夏休みはとにかく宿題が多い。小学生の頃は毎日つけなければいけない絵日記、読書感想文、国語、算数、社会、理科とそれぞれの教科で膨大な量のプリントが出て、自由研究もある。遊んでばかりいて宿題をやらず、夏休み最終日の8月31日に家族の協力を仰いでどうにか片づけた人も珍しくないだろう。

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 実は夏休みに宿題が出る国は世界的に珍しい。同じアジアの中国、韓国、香港も宿題が出るが、イギリス、アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス、フィンランド、オランダ、スイス、オーストラリア、ニュージーランドと大多数の諸外国では宿題が出ない。子供たちは学校から課せられた宿題がなく、思う存分遊んでいる。

 これは教育制度の違いが影響している。日本は小・中・高校と勉強する時間が長いが、競争率の高い大学受験を経て大学に入ると勉強時間が諸外国より一気に少なくなる。一方で海外の子供たちは大学に入学するのは比較的ハードルが低いが卒業するのが非常に難しいため、大学生になると勉強時間が大幅に増える。

 海外では「子供のうちは遊ぶことで発想力、想像力を養う」という考えが浸透している。宿題という「受け身」の勉強をする必要はない。本気で勉強に没頭するのは学習欲が生まれる大学生からでも遅くないという考えなのだろう。

 「宿題ゼロ」の欧米諸国が重視しているのは読書だ。語彙力と読解力を身に付けることは将来様々な専門分野に進んでも役立つし、興味があるジャンルの本を読むことで教養も身につく。

 日本の子供は読書も自発的に取り組む意識ではなく、やらなければいけない課題の一部としてこなしている。夏休みに宿題の山に忙殺される教育制度にも問題があるのではないだろうか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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