サヨナラ負けの野球米国代表がとった奇策「内野手5人シフト」 過去に成功事例はある?

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 侍ジャパンの作戦面を担う金子ヘッドコーチも、2020年の日本ハム名護キャンプでこの作戦を試していた。当時想定していたのは1点取られたらサヨナラ負けという無死満塁、もしくは1死満塁というシーン。日本ハムでは野手総合コーチを担当しており「ホームでアウトが大前提」と説明。逆のケースで外野手4人シフトもテストしていた。

 内野手5人シフトは、定位置への外野フライでも犠飛となりサヨナラ負けが確定するため、外野へは飛球を飛ばさせずにゴロで仕留めるのが大前提。そういう意味では2日の試合では米国バッテリーの攻め方に疑問が残る。初球にカウントを取りにいくような外角へのスライダー。これを甲斐におっつけられた。少なくともこの場面では一塁は空いていたわけで、四球も覚悟の上で厳しい攻めをしなければ内野手を5人にした意味が薄れてしまう。

 あくまでセオリーを無視した奇策であり、窮地に陥った際の苦し紛れの作戦でもある。はまれば効果は大きく、大々的に取り上げられることにもなるが、過去を振り返ってもその多くが失敗に終わっているのが事実だ。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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