原巨人 正捕手争いに「異変」あり 大城抹消で注目集める「あの起用」とは
一方、課題となるのは従来から指摘され続けている打撃だろう。この日も3打数無安打。9番に入った菅野が第1打席でヒットを放ったにも関わらず、打撃面では寂しさも残った。
「元々菅野はバッティングがいい選手です。とはいえ小林はバッティングでこの状態が続くようだと厳しい。ほかの捕手の出番も増えてくるのではないでしょうか」(放送関係者)
打てる捕手は球界のトレンド、小林にとっては2年連続打率1割以下の打撃をいかに改善するかが、今後も続けて出場機会を与えられるかの試金石となりそうだ。
そして注目を集める存在はこの日、昇格となった「令和の慎之助」、山瀬にもある。星稜高校時代は現在ヤクルトの奥川とバッテリーを組んでいたことも知られている。名前の由来は、かつての巨人の正捕手・阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)のような選手を目指したいという意味も込められている。
その山瀬の課題に関してはこんな声もある。
「肩も強いし、強気な性格も知られており、捕手向き。リードやブロッキング技術も進歩しており、あとは一軍での経験をいかに積めるかというところ。現状では小林が投手陣からも信頼を集めており、一歩リードというところだろうが、チャンスが与えられたときにいかにアピールできるかが大事になってくる」(球界関係者)
さらに、ここにプロ5年目の岸田もいる。扇の要を務めるのは果たして誰になるのか。ヒートアップする正捕手争いにも今後、注目が高まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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