【現役ドラフト】ソフトバンクのリスト入り選手を予想 大砲・リチャードはやはり…?
リチャードは1軍での結果を求められている(C)産経新聞社
プロ野球の現役ドラフトが12月9日に行われる。今年で3回目を迎え、これまでの2年間で多くの成功例が生まれてきた。本稿ではソフトバンクのリスト入り選手を予想したい。
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■過去2年の実績は?
まずはこれまでの実績をみていく。初年度は日本ハムから古川侑利を獲得、阪神に大竹耕太郎を放出した。古川は楽天〜巨人〜日本ハムと渡り歩いたジャーニーマンで、プロ10年目の2023年に4球団目のソフトバンクにやってきた。同年9試合に登板するも、今季は育成契約に切り替え。オフに戦力外通告を受け、引退を表明した。阪神入り後の大竹は説明不要だろう。巨大戦力のソフトバンクでは埋もれていたが、阪神では2年連続2桁勝利をマーク。現役ドラフト最大の成功例として知られている。
2年目は日本ハムから長谷川威展を獲得、同じく日本ハムに水谷瞬を放出した。変則左腕の長谷川は日本ハムでの2年間で通算11登板だったが、ソフトバンク加入1年目の今季は32試合に登板と一軍の戦力に。オフには大幅昇給を勝ち取った。大型外野手の水谷は、ソフトバンクでの5年間で一軍出場ゼロだったが、日本ハムで覚醒。交流戦で史上最高打率となる.438をマークし、MVPを獲得した。
■「未完の大器」リチャードの行方は
ここからは実際に今季のリスト入りが想定される選手を挙げていく。1人目はリチャードだ。189センチ118キロの巨体を生かした長打力はチーム内でも屈指。二軍では本塁打&打点の2冠王に輝く一方、一軍では粗い打撃が目立ち本塁打ゼロ。まさに「未完の大器」といったところか。
今オフの契約更改で移籍希望を出したと言われるが、6日に2度目の交渉が行われサイン。一旦は来季もホークスでプレーすることになった。ただ、一度そういう希望を出している以上、現役ドラフトのリストに入るのは十分に考えられる。