巨人・坂本 コンバートの「現実味」有力OBも心配する「あの理由」とは

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 続けて「坂本が捕ったら99%アウトにしてくれる。それくらい守備は安定感もあるし信頼感もある。それが昨日も今日もエラーを記録している。ありえない」とつづった。

 坂本は15日の試合では6回二死無走者の場面で糸原が打ち上げたフライの目測を誤り、落球。さらに8回先頭の大山の遊ゴロをはじいて、2失策目を記録した。直後はおもわず天をあおぐシーンも見られた。

 さらに2戦目となった16日の試合は二死二塁から中野が放った遊撃への打球を一塁へ悪送球。先制点を献上した。いずれもバウンドに合っていない様子が見られた。巨人の本拠地である東京ドームの人工芝と違って、甲子園は土のグラウンドで常にイレギュラーの状態とはなるが、堀内氏はこの点に関しても「坂本の守備力でそれは理由にはならない」と一刀両断。

 さらに「送球のエラーも下半身のリズムが狂っているように見えた。それでもって上体だけで投げているような感じ」と体のバランスが崩れているようにも見えると言及した。

 そして、この坂本の状態を受けてささやかれているのが「何度となくいわれているコンバート案ですが、今季はいよいよシーズン中に動き出すかもしれません。チームはキャンプを通じてポスト坂本育成を主題に掲げてきましたが、現状は育っていません。ただ、こういった状態が続くようだと、チームも不安定要素が増すことになる。早めの準備が必要となります」(球界関係者)

 チームでは「ポスト坂本」を目的として、今春のキャンプでは若手の中山などを含め、複数の選手に遊撃ポジションを試させたが、攻守ともに安定性を欠いた。一方、坂本の4失策は遊撃手部門のリーグワースト(17日現在)となっている。日本を代表するショートストップともいわれる坂本の「異変」は何を示しているのか。不動のキャプテンの好不調がチームの勝敗に直結する傾向も強く、今後も注視して見ていく必要がありそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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