事実上の戦力外でどうなる? “広島復帰”も囁かれる前田健太の課題をタイガース監督が吐露「答えは出ない。彼からは何も出なかった」
一方で指揮官は今回の決断に対する苦悩を打ち明ける。現地時間5月1日のエンゼルス戦を前に、地元紙『Detroit News』の取材に応じたタイガースのAJ・ヒンチ監督は「我々は彼を軌道に乗せることができず、彼自身も軌道に乗せることができなかった」と吐露。「なぜなのか。その答えは出ていない。この春の彼の動きや投球ぶりにとても期待をしていた。だが、シーズンが始まると調子が落ち始め、今春のようなプレーができなくなってしまった」と嘆いた。
「我々はいくつかの微調整をし、適応させようとしたが、彼の手からは何も出なかったし、結果も出なかった。我々もどうすればもっとうまくやれたかを自問する必要がある。どうすればもっと彼を追い込めたか。どうすれば彼の力をもっと引き出せたか。彼をグラウンドに出すことに興奮したときもあった一方で、すべてが苦闘に見えたときもあった」
今後は7日以内にトレードされるか、ウェーバーにかけられて獲得を希望する球団があれば移籍、獲得球団がない場合にはFA、もしくはマイナー契約を結ぶことになる。しかし、トレードの場合に獲得球団が残り契約分の約800万ドル(約11億6000万円)を支払わなければならないため、現時点で前田はFAが濃厚視されている。
一部メディアでは日本球界復帰、ひいては広島復帰が囁かれている前田だが、果たしていかなる決断を下すのか。まずは今後7日間の行く末を興味深く見守りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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