楽天・田中の「隠れ勲章」 メジャーからも熱視線を集める理由とは

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 果たして今オフのメジャー復帰はあるのか。球団は石井監督兼GMが「必要な選手」と慰留に努める構えだが、実はメジャー側もある指数に注目しているという。

 「1イニングについて何人の走者を許したかを見る、WHIPの値です。この値が田中はオリックスの絶対エース山本由伸に次ぐ数字だったのです。シーズン中は打線の援護にめぐまれず、先制点を許すなども注目を集めましたが、この数字はまぎれもない一流投手の証。力はまだまだ衰えていないと水面下でメジャー球団は調査を進めています」(メジャー関係者)

 WHIPとは「被安打プラス与四球」を「投球回」で割ったもの。今季のNPB選手でトップはオリックス山本の「0・85」、田中は「1・03」とリーグ2位だったとあって、安定した内容を残したと評価を高めているというのだ。

 田中が抜けた古巣のヤンキースは今季、剛腕エースのゲリット・コールに次ぐ先発投手陣が安定性を欠いた。田中の代わりに獲得したコーリー・クルーバーも結果を残せず、在籍7年間で78勝を挙げた田中に改めて注目が高まっている。

 「米メディアは早速ヤンキースは田中を再獲得すべきだと論陣を張っています。今季、楽天と9億円(金額は推定)の契約を結ぶ田中ですが、ヤ軍にとってはそれぐらいの金額は出せない金額ではない。ヤ軍フロントの動向に注目が高まっています」(同)

 果たして来季、田中はクリムゾンレッドのユニホームをまとうのか、はたまたピンストライプとなるのか。その動向から目が離せなくなってきた。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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