巨人・中田 2試合連続弾!快進撃の裏に「あの屈辱」とは

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 巨人が壮絶な打ち合いを制した。巨人は18日のヤクルト戦(神宮)に10ー8と勝利。初回に菅野が4試合連続となるグランドスラムを浴びる波乱の幕開けも、打線が16安打10得点と爆発。連敗を5で止め、4位に浮上した。

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 試合後の原監督は「満塁ホームランを食らって勝つゲームというのはそうそうないですよ。色々な要素がそこに含まれないと勝つことは難しいですよね」と不屈の精神を見せたナインをたたえた。

 立ち上がりはエースの乱調から始まった。連敗ストッパーの役割を期待された菅野は初回にオスナに来日初の満塁弾を許す痛恨の投球。その後も味方が得点を奪うも、同じように失点する流れの悪さとなった。7回途中を投げ7失点。大量失点もそこをはね返すべく奮起したのが打線だった。

 8ー8で迎えた9回無死一塁の好機、打席に入った丸はマクガフの高めに浮いたスプリットを捉え、右中間へ。劇的な決勝2ランを放った丸は「苦しい試合が続いていた。なんとか今日、カードの頭を取れるようにと。本当に勝つことができて良かった」と喜びを語った。

 劇的な勝利の立役者となったのは中田もその一人だった。3回、丸、ウォーカーの適時打で同点に追いつき、なお二死三塁の好機。打席に入った中田は石川の甘く入った変化球を捉え、完璧な当たりで2戦連発となる11号2ランを放った。一時勝ち越しとなるホームランにベンチでナインと喜びを爆発させた。

 これで4試合連続打点、この日は5打数3安打2打点の猛打賞と調子を上げてきている。契機になったとささやかれているのは、13日の阪神戦のプレーだ。

 3点を追う2回一死二、三塁の場面。近本の一ゴロに対し、中田が捕球しきれずにファンブル。適時失策となりその瞬間、ベンチを飛び出した原監督は先発していたメルセデスと同時に中田の交代も告げた。中田が先発しながら、1打席で交代となったのは巨人移籍後初めてのこと。

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