「鳥になりたい」中野友加里が代名詞・ドーナツスピンとの出会いを語る

タグ: , 2020/11/25

地上にいる鳥にはなれたかな

「鳥になりたい」。その思いからドーナツスピンの練習に励んだという中野さん。

そこから自らの代名詞となるまでには、恩師・佐藤信夫コーチからのこんな言葉があったという。

「ある時、佐藤信夫コーチから、『あなたはスピンが得意だから、そのスピンを生かして、もっと早く回れるようになれるといいね』と言われました。
その一言で、『私って、ジャンプではなくてスピンが得意だったんだ』ということに気がつき、佐藤コーチから『エッジの乗り位置だけでも速く回れる部分が変わってくるから、それを自分で見つけなさい』とアドバイスをもらいました。
そこから毎日、一般滑走の時間はスピンだけに費やして練習を重ねた結果、世界で披露した時に、凄く高い評価をいただきましたね。
佐藤コーチが私のスピンの魅力を引き出してくれたんじゃないかなと思うほど、本当に感謝しています。」

と、恩師に感謝の言葉も述べた中野さん。

「その後も改良に改良を重ねて、なるべく速く回れるような形、エッジの乗り位置、そして回転速度の維持の仕方というのを見つけていきました。
回転速度の維持ですが、コンパクトにまとめないと、速く回れないので、出来る限り背中を反る練習をして、コンパクトになるように足と手を引きつけるような形を作るうちに、速く回れることに気がつきました。」

そんな中野さん、最終的に「鳥」になれたのだろうか。

「鳥になれたか分からないんですが・・・。アイスショーの時って、暗転して、自分だけにスポットが当たるんです。そこでスピンをしている時、影が出来るんですが、その影が回っている時にフラミンゴに見えたようで、皆に『フラミンゴが回っている』と言われました。なので、飛べる鳥ではなくても、地上にいる鳥にはなれたのかなと思います・・・。」

スピンの練習は裏切らない

フィギュアスケートといえば、やはりジャンプに注目が集まりがちだが、中野さんはスピンの重要性について、このように語る。

「プログラム全体を見た時に、ジャンプはもちろん迫力がありますが、スピンが速いことによって、プログラム全体の出来栄えや締まる感じがあるんですよね。スピンをしっかり練習することで裏切ることはないので、点数にしっかり反映される。なので、私はドーナツスピンは構成の中で、1番最後の見せ場として持ってくることが多かったです。そうすることで、最後盛り上がりますし、沢山の人から拍手をもらえたので凄く嬉しかったですし、練習する上での原動力になったと思います。」

さらに動画では、採点方式が変わった中での、ドーナツスピンの「過去と現在」、さらには羽生結弦選手のドーナツスピンについても語っている。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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