「負のスパイラル」を断ち切ったF1・角田裕毅 2年目への抱負とは
昨年の最終戦アブダビGPを走行する角田裕毅のアルファタウリ・ホンダ(ホンダ提供)
ホンダは昨季でF1から撤退したが、自身が所属するアルファタウリは兄弟チームのレッドブルとともに、ホンダのパワーユニットをベースにした仕様で新シーズンを戦う。ただし、来季は車両規則などが大幅に改められ、車体のダウンフォース量も少なくなるほか、タイヤも18インチホイールに変更。どのような勢力図になるか見当もつかないという。
「今年はクルマが大きく変わるので、クルマも含めて分からないことが多い。『表彰台を狙いにいきます』と言いたいが、今年の開幕戦と同じで自信を持ちすぎて同じような結果になりかねないので」と決して大口はたたかない。
「開幕戦ではポイントをまずは狙えるように頑張りたい。チームメート(のピエール・ガスリー)を倒せるようにというのが大きな目標。ルーキーイヤーではないので言い訳は通用しない。死に物狂いで戦いたい」。不言実行で2012年日本GPで3位に入った小林可夢偉以来、10年ぶり4度目の日本人表彰台を目指す。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
・今すぐ読みたい→
F1デビューの角田裕毅に各方面から称賛の声「日本だけでなく、レッドブルにとっても角田は救世主になるかもしれない」
次のステップに脱皮したいホンダ 4度目のF1撤退を決めた「真の理由」とは
「今度こそ国民栄誉賞ものの快挙ではないか」との声も 佐藤琢磨が3年ぶり2度目のインディ500優勝