テイクアウトによる食中毒を防ごう!買う側でもできる対策
食中毒を予防するために買う側ができること
長時間の持ち歩きは避ける
長時間テイクアウト料理を持ち歩くことで、食中毒菌が増えやすい温度帯(約20~50℃)におかれてしまいます。とくに夏場は気温が高いため、料理が傷んでしまう原因にもなってしまいます。
長時間持ち歩くときは、保冷剤を準備しておき温度を低く保つようにしたり、すぐ食べられるように時間を考えて購入したりするなどの対策をしましょう。
室温に放置しない
食中毒菌が増えやすい温度帯を避けるため、買ってきたものは室温で放置せず、冷蔵庫で保管しましょう。
夏場の場合、クーラーが効いていれば大丈夫?などと思うかもしれません。ですが、クーラーを効かせても室温はせいぜい25℃前後。食中毒菌が増えやすい約20~50℃の温度帯に当てはまるため、やはり冷蔵庫が好ましいです。
買ってきて食べるまでに時間がある場合は、速やかに冷蔵庫に入れましょう。
十分に加熱したメニューを選ぶ
半熟卵や生卵、レアなお肉、生の魚介類などのテイクアウトに向かないメニューは避け、十分に加熱されているメニューを選びましょう。
食中毒菌はしっかりと加熱することでほとんどの菌が死滅するため、しっかりと火を通したメニューが安心です。
今後、飲食店へ衛生指導が行き届けば、さらに安心してテイクアウトメニューを楽しむことができるようになるかと思います。ですが、それでも「室温で放置しない」などの買う側の対策は続けないといけません。とくに抵抗力の弱い子どもや妊婦さん、高齢者の方などは注意が必要です。正しい知識を身に付け、自分や家族の健康を守りましょう。
【参考・参照】
(※1)厚生労働省 テイクアウト・デリバリーにおける食中毒予防
食品安全委員会 役に立つ食中毒の知識(最終閲覧日:2020/07/19)
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2020年8月20日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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