ビタミンKの働きとは?納豆や緑黄色野菜で摂取するポイント
効率のよい摂り方のコツ
ビタミンKは脂溶性ビタミン(油に溶けやすい)で、油と一緒に食べる・調理することで、体内での吸収率が上がります。ほうれん草などの場合は、例えばおひたしにするよりも、油で炒めたり、ドレッシングをかけて食べたりするとビタミンKの吸収がよくなります。
私たちにいい働きをしてくれるビタミンKですが、心臓病などの治療で血液を固まりにくくする薬(ワーファリン)を服用している方は注意が必要です。ワーファリンは、ビタミンKの働きを抑えることで血栓を防ぐ薬なので、ビタミンKをたくさん摂ってしまうと薬の効果が弱まってしまいます。注意が必要な食べ物に関して、医師の指示に従ってください。
まとめ
ビタミンKは血液凝固や骨の健康に欠かせない栄養素です。納豆や緑黄色野菜を油と一緒にとって、バランスのよい食事を心がけましょう
FAQ
Q1. ビタミンKにはどのような働きがありますか?
A1. 主に3つの働きがあります。1つ目は怪我をした時に血液を固めて出血を止める手助け、2つ目はカルシウムを骨に定着させて丈夫な骨を作るサポート、3つ目は血管の壁にカルシウムが沈着して硬くなる「石灰化」を防ぎ、血管の健康を保つ役割です。不足すると血が止まりにくくなることがあります。
Q2. 効率よく摂取するためのコツはありますか?
A2. ビタミンKは油に溶けやすい「脂溶性ビタミン」です。そのため、油と一緒に調理したり、食べたりすることで体内への吸収率が高まります。例えば、ほうれん草や小松菜などの野菜を食べる場合は、おひたしにするよりも、油で炒めたりドレッシングをかけたりして摂るのがおすすめです。
Q3. ビタミンKを摂取する際に注意が必要な人はいますか?
A3. 心臓病などの治療で、血液を固まりにくくする薬(ワーファリン)を服用している方は注意が必要です。ワーファリンはビタミンKの働きを抑えることで血栓を防ぐ薬であるため、ビタミンKを多く含む納豆や青菜などを摂りすぎると薬の効果が弱まってしまいます。必ず医師の指示に従ってください。
Q4. 摂りすぎによる過剰症や不足による欠乏症の心配はありますか?
A4. 通常の食事では体に蓄積されにくいため過剰症の心配はまずありません。また通常の生活で不足することも滅多にありませんが、抗生物質の長期服用で腸内細菌が減った場合や、肝臓の病気で脂質の吸収が悪い場合は、出血が止まりにくくなったり骨が弱くなったりする欠乏症の症状が出るケースがあります。
参考・参照
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)(最終閲覧日:2026/5/27)
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)(最終閲覧日:2026/5/27)
執筆 井﨑 夏紀(栄養士)
大学で栄養学を学び栄養士の資格を取得。在学中は、経産婦の体型意識を調査し、健康的な体型と理想的な体型の差を研究した。3人の子どもを産み、自身の体型や食事が子どもに与える影響から、食事の重要性を再確認し、食を通じて多くの人の健康やダイエットのサポートしたいと考え、現在はあすけんコラム執筆の他、栄養価計算やメニューデータの整備などを行う。
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2026.05.31]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証する
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