季節ごとの日本の美しい伝統色

タグ: , , 2020/10/18

◆秋

黄金(こがね)色
金色のような光沢のある美しい黄色です。錆びることなく退色しない金は、古くから金属の中でも最上のものでした。黄金色の秋の風物詩といえば、稲刈りがはじまる頃の重そうに頭を垂れる稲でしょう。

葡萄(えび)色
「葡萄」と書いて「えび」とよみます。葡萄色は、ヤマブドウの一種のエビヅルの実が熟した紫みの強い赤です。時代が進み「えび」の漢字に「海老」があてられるようになり、伊勢エビのような赤色と混同されるようになりました。

◆冬

漆黒(しっこく)
伝統色の中でも最も暗い色合いです。漆器のような深みと光沢が特徴です。最上の黒ともいわれ、「純黒」という別名もあります。

利休鼠(りきゅうねずみ)
千利休とは関係はなく、江戸の町人が高尚な色という思いで名前を付けたそうです。茶の湯のイメージからか、緑がかった鼠色です。

季節の移り変わりを自然から感じ取り、微妙に違う色合いを見分ける感性が日本人にはありました。その種類の多さだけでなく色を表現する言葉がまた美しいですよね。

身近で奥深い伝統色に触れることで、日本人に生まれたことの喜びを感じることができるのではないでしょうか。

【参考文献】
長澤陽子(2014)『日本の伝統色を愉しむ』東邦出版.





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