部下をうつや不安に陥れるコミュニケーションパターン【その1】
【自慢型】
自分が、自分がという意識が強すぎ、「オレの若いころは、1ヶ月に一度靴を履きつぶしたもんだ」といった自慢話をしてしまうタイプです。
極端に「自慢型」コミュニケーションをする人は、自己中心的で、スタンドプレーが多く、不誠実で、過度の競争心を持つなどの傾向があります。
こうした人たちは、「自分の優秀さ」を過度にアピールし、自分を拒否したと感じる者を徹底的に打倒しようとします。
また、自分が会話の主導権を握らないと不快になることがあります。
このような上司に、意見を言おうものなら、「そんなことを言うのは、10年早い」と怒鳴られてしまうかもしれません。
【アウトサイダー型】
自分は、他人と違うといった意識のもとに、「何をやっても、どうせ他人は、自分を理解しようとしない」、「皆、僕のことを『おかしい』と思っているのではないか?」といった思いにとらわれるタイプです。
極端に「アウトサイダー型」のコミュニケーションをする人は、感情の浮き沈みが激しく、被害者意識が強い、自分の思いにこだわりすぎ、引きこもるなどの傾向があります。
「他人とは違う」という意識が強く、普通であればなんでもないことでも、相手から否定されたと強く感じてしまう場合があります。
あるいは、自分が特別であり、理解されにくいとの考えにとらわれ、自分がどんなに認められていないか不満を述べることもあります。
こうした上司は、部下を信頼しなくなりますから、部下のやる気は著しく損なわれます。
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)
[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)]
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