サヨナラ敗北を招いた大谷翔平への申告敬遠は過ち? 決断した敵将が明かした“苦悩”「あの局面で『正解』があったのか…」
大谷との勝負を避けたバルデッリ監督が明かした本音とは(C)Getty Images
どん欲に勝利を求めた末の苦肉の策だった。
現地時間7月23日に本拠地で行われたツインズ戦で、ドジャースは4-3とサヨナラ勝ち。1点ビハインドの9回裏に2死無塁と敗戦濃厚の局面から盛り返し、見事に勝利を掴み取った。
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ツインズは勝利を目前にしていた。3-2とリードしていた9回裏に今季20ホールドを挙げている救援右腕グリフィン・ジャックスを投入し、トミー・エドマンとマイケル・コンフォルトと立て続けに打ち取っていた。
ただ、ここで流れが傾く。ムーキー・ベッツが内野安打を放って出塁し、後続に繋がれると、ツインズベンチは2番を打つ大谷翔平に対して申告敬遠を指示。得点圏に走者を置いてエステウリー・ルイーズとの勝負を選択したが、ジャックスが痛恨の四球。満塁となって、フレディ・フリーマンにサヨナラ打を浴びた。
1点差を強く意識しすぎたのか。あまりにも勿体ない敗戦を受け、ツインズには批判の声が噴出。とりわけ得点圏に走者を置く形となった大谷に対する申告敬遠の是非を問う意見が相次いで上がった。
たしかにこの試合の第1打席に大谷は5試合連続となる本塁打を記録。調子が上がり目で、勝負を避けたくなる意志は理解できる。しかし、2死一塁という局面であれば、思い切って抑えに良く判断をしても良かったのではないか。






