「過去をゴミ箱に捨てるようにして集中した」——テオスカーの究極ポジティブ思考が生んだ逆転3ラン!緩慢守備の汚名返上
会心の逆転3ランに雄叫びを上げるテオスカー・ヘルナンデス(C)Getty Images
ドジャースは現地時間10月4日、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に5-3で先勝した。1点を追う7回二死一、二塁からテオスカー・ヘルナンデスが逆転3ラン。ポストシーズン初登板初先発で6回3失点と粘った大谷翔平が勝利投手。最終回を無失点で締めた佐々木朗希が日米通じてプロ初セーブを挙げた。
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テオがファンの感情を大きく揺さぶった。まずは、大谷が2回に四球と単打で無死一、二塁のピンチを招いた場面。フィリーズ6番のJT・リアルミュートが放った鋭い当たりは右中間へ飛んだ。この際に、打球処理に向かっていた右翼のテオスカーはなぜか、スピードを緩め、中堅のアンディ・パヘスに対応を譲った。
結局、リアルミュートは三塁まで到達。大谷は2点を失い、さらに1死三塁からハリソン・ベイダーに犠飛を打たれて3点目も取られた。「緩慢」とも言える拙守は、「守備の才能がないのは明らか」(米スポーツ中継局『TBS』解説のジェフ・フランコア氏)などと、メディアやファンから批判を浴びた。
ドジャース専門メディア『Dodger Blue』が試合後に更新した公式YouTubeでは、テオスカーのインタビューを配信。テオは「真っ直ぐに打球を追ったが、良い角度が取れませんでした。彼(リアルミュート)が三塁まで行くことや、あの状況で2点を入れられたのは、私の責任かもしれません」と反省の弁を口にした。






