ドジャースへの“不正疑惑批判”に真っ向反論 逆転弾を被弾した左腕が米識者に不満「本当に野球を知ってる人なら分かってる」
独特なフォームで力強いボールを投げ込むストラーム(C)Getty Images
手に汗握る攻防の中での“怪しい動き”がクローズアップされている。
物議を醸しているのは、ドジャースがフィリーズに5-3と勝利を収めた地区シリーズ初戦での一幕だ。1点をリードされた前者が7回にテオスカー・ヘルナンデスの3ランで逆転した際に、それは起きていた。
【動画】サイン盗み疑惑が浮上 決勝弾直前に見せていたド軍パヘスの「不自然動作」
二死一、二塁の局面で、二塁走者のアンディ・パヘスは、マウンド上の相手左腕マット・ストラームが投球を試みる直前にリードをしながら不自然に右手を広げる動作を披露。直後にテオスカー・ヘルナンデスが外角高めへの91.8マイル(約147.7キロ)の4シームを強振し、3ランは生まれた。
この場面が、いわゆる「サイン盗み」に値する不正行為なのではないかとSNSで議論を生んだ。米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏は、自身のXで「ストラームは、二塁走者に見せられるものをすべて見せていた。ボール。握り。全部だ」と中継画面のスクリーンショットを投稿。「パヘスがテオ(テオスカー・ヘルナンデス)に何かを伝えたようだ。ドカンッだ。その後のことは、もう語るまでもないね」と断言した。
無論、T・ヘルナンデスへのサイン伝達があったか否かは定かではない。また、電子機器を用いないサイン盗みはルールの範囲内であり、もはや暗黙の了解と言える領域ではある。ゆえに他でもない“当事者”は、ドジャース側を糾弾する声に反論を投げかけている。
バーランダー氏の投稿に対して「ベン。野球で上手くいかなかった君が『論争を巻き起こす』のが仕事になったのは分かる。だけど、試合をちゃんと見てみろよ」と反論したのは、ストラームだった。






