F1モナコGPの2ピット義務は失敗だったのか 特別規定が1年で消えた背景
モナコGPを巡っての議論は尽きない(C)Getty Images
国際自動車連盟の世界モータースポーツ評議会は2月27日、F1規則の改正案を電子投票を通じて全会一致で承認。昨季のモナコGPで導入された2ピットストップを義務付ける特別規定がわずか1年で廃止された。
【関連記事】“嚙み合わない”アロンソとホンダPU テスト最下位でよぎる“2015年の悪夢” 角田の復帰も囁かれる事態
低速で道路幅が狭くコース上での追い抜きがほとんど見られないことからレース展開の単調化を防ぐために決勝中は3セット分のタイヤを装着することなったが、それを逆手に取ってチームが2台のうち後方を走る1台を故意にスロー走行させ、先行するチームメートを、ポジションが落ちることなくピットストップさせるという戦略が横行。レーシングブルズがダブル入賞を果たすなど恩恵に預かる陣営があったが、面白みのないレース展開となった。
結果、試験的な試みは1年で取りやめとなり、今季は従来のグランプリと同じようにウエットレースを除いて決勝中に最低2セットのタイヤを履く規定が適用される。
昨季までのマシンは技術規定で大型化され、モナコGPのような狭い市街地コースでは追い抜きが極端に難しい状況にあったが、今季から車両規則が変更され、車幅が2000mmから1900mmへ100mm縮小され、ホイールベースも3600mmから200mm減の3400mmに切り詰められる。若干の追い抜きのチャンスが増えたことも、2ピットストップの義務規定撤廃を後押ししたと考えられている。







