5月のセ・リーグ打者月間MVPは?好調・広島から「得点圏の鬼」が初受賞か

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小園は5月に打率.368をマークした(C)産経新聞社

 プロ野球の5月度「大樹生命月間MVP賞」が11日に発表される。今回はセ・リーグ打者部門の有力候補を並べつつ、受賞選手を予想してみたい。

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■有力候補の成績を並べて比較

 まずは、有力候補の成績を並べてみよう。

・小園海斗(広島):打率.368、1本塁打、15打点、OPS.888
・長岡秀樹(ヤクルト):打率.323、2本塁打、9打点、OPS.794
・近本光司(阪神):打率.312、3本塁打、11打点、OPS.886
・宮﨑敏郎(DeNA):打率.299、3本塁打、11打点、OPS.918
・サンタナ(ヤクルト):打率.289、5本塁打、11打点、OPS.909

■驚異の得点圏打率を誇る小園

 広島の小園はリーグトップの月間打率.368をマーク。5月7日の阪神戦(甲子園)からはキャリア初の4番に座り、勝負強さを発揮。月間の得点圏打率は驚異の.440をたたき出し、打点もリーグ2位の15打点を記録した。本職でない三塁の守備も安定しており、今や好調なチームに欠かせない背番号51は、月間MVPの最有力候補だ。

 ヤクルトの長岡は小園に次ぐリーグ2位の月間打率.323を記録。5月は固め打ちが印象的で、11〜12日の巨人戦では本塁打を含む7打数連続安打。ロッテとの交流戦開幕カード(28〜29日)では、2試合連続の猛打賞と打ちまくった。好調な打撃を見込まれ3番を打つ機会が増え、オールスターファン投票では遊撃部門の1位を走る。一気に燕の主力へ駆け上がっているようだ。

 阪神の近本は5月1日の広島戦から11日のDeNA戦にかけて8試合連続安打。月間3本塁打はいずれもこの期間に出ている。5日に行われた巨人戦(東京ドーム)では、先制2ラン&ピンチで好捕を披露。11日のDeNA戦(横浜スタジアム)では、プロ初の満塁弾を含む6打点の大暴れ。チームはなかなか波に乗れない中、奮闘を続けている。

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