快進撃ヤクルトは“本物”か 数字で見る池山新体制の変化 昨年から何が変わったのか

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 攻撃面で話題になっているのは犠打の少なさで、25試合を消化した時点でわずか2回。昨年は125回と、ほぼ1試合に1回だったから異常と言っていいほどで、もちろんリーグ最少だ。

 また、1番打者には長岡秀樹を固定。昨年の1番の出塁率は.291で7・8番の打者よりも低く、岩田幸宏や並木秀尊、すでにチームを去った太田賢吾(引退)や濱田太貴(現・阪神)らが代わる代わる打っていた。今季の長岡の.315も、リードオフマンとしては優秀な数字とは言えないけれども、昨年よりは上がっている。

 2番に入っているのはチーム一の強打者ドミンゴ・サンタナ。昨年もサンタナは15試合で2番を打っていたので、新たな試みというわけではないが、今年は完全に固定され、2番の出塁率は昨年の.297から.375へ大幅に上昇している。

 「犠打を使わない」「強打者を2番に置く」は、どちらもメジャーリーグで主流のスタイルだが、ヤクルトの場合は必要に迫られた面もある。野手の故障者が多く、理想的なラインナップは組めない状態で、実際打率.244は4位に過ぎない。そこで出塁率が高め、すなわちアウトになる確率の少ない打者を上位に集中させ、なおかつ犠打を使わずアウトを献上しないようにすることで、持ち駒の最大化を図っているのだ。

 今のところ、新首脳陣が打ち出した施策は多くが的中している。けれども投手陣は、軒並み昨年より成績が良くなっているが、全員の実力が一斉に向上するということはありえないので、現状は出来すぎと見なすのが妥当だろう。ヤクルトが今後も上位を守り続けるには、投手力が落ち始める時点で、内山壮真や山田哲人らが復帰して打者が援護できるかどうかにかかっている。

[文:出野哲也]

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