球界OBが着目する阪神優勝のキーマン 〝調子を取り戻してほしい〟「3人衆」とは

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開幕投手も務めた青柳は目指す優勝のキーマンの一人だ(C)Getty Images

 いよいよプロ野球は後半戦が22日から再開する。首位の阪神から4位の巨人まで6・5ゲーム差と混セとなっている中、開幕から首位をキープする阪神の戦いぶりにも注目が集まりそうだ。球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた高木豊氏は20日に自身のユーチューブチャンネルを更新。トークテーマに「前半戦活躍できなかった選手」を掲げ、各球団の選手事情について語った。

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 その中で阪神においてはまず前半戦での二軍降格も話題となった佐藤輝明に関して「みんなにいわれているだろうけど、ああいうチャンスでの三振はちょっと見ているほうもモチベーションががくっと下がる」として、最近話題となっている好機で凡退した後の姿勢も重要とした。

 成績が出ないことで厳しい目が向けられがちであることを考慮しつつも高木氏は「(主力の)責任があるし、それだけ(チームも)経験を積ませているから」として、「3年目の成長というのを感じたい」と前半戦は打率・214と不振だった佐藤輝に奮起を求めた。

 また開幕投手を務めながら、こちらも二軍落ちを経験した2年連続最多勝右腕の青柳晃洋に関して高木氏は前半戦不振の理由に関して「フォアボールが多すぎた」と言及。四球がらみで大量失点を招いたことが傷を広げたと見る。

 しかしファームで再調整を行い、復帰登板となった7月11日のDeNA戦(倉敷)では7回2失点で3勝目をあげた。課題としていた左打者のインコースを突く投球術もはまり、21個のアウトのうち、17個をゴロでアウトに取るなど持ち味の打たせて取るピッチングも復活。高木氏も、無四球登板だったことをたたえ「これからだよ」と後半戦の巻き返しを期待した。

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