日本で初の王座戦でもフルトンは動じない 「史上最強」との対戦に揺るがない自信「俺に乗り越えられないものはない」
「モンスター」と称される井上（右）を王者として迎え撃つフルトン（左）。大一番を前に動揺など微塵もない。(C)Getty Images
王者は着々と準備を進めている。今月25日に東京・有明アリーナで行なわれるボクシング前世界バンタム級4団体統一王者の井上尚弥（大橋）とのタイトルマッチに臨む、WBC＆WBO世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトン（米国）だ。
相手はスーパーバンタム級において初陣だが、キャリア24戦無敗（21KO）を誇る世界屈指のハードパンチャー。ゆえに現役王者であるフルトンとて生半可な覚悟ではない。チャレンジャーの挑戦を受け入れ、キャリアで初めて敵地でのタイトルマッチに挑む28歳は、「泣くようなことなんて何もなかったさ」と自信を漲らせている。
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現地7月7日に米ボクシング専門メディア『Boxing Scene』は、日本での井上との対決を決意したフルトンについて「28歳は堂々と荷物をまとめて地球の裏側へ向かうことを決めた」と指摘。業界で注目度を高めている大一番に挑む天才が米ポッドキャスト番組「PBC podcast」で発したコメントを紹介している。
「日本での試合だからって俺には何も心配するようなことはない。ただ、適切なタイミングで、適切な調整をするだけだよ。俺は自分の能力を信じているし、とても賢いんだ。俺に乗り越えられないものはない」
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