井上尚弥が米リング誌のPFPで1位奪取! 名手クロフォードより試合数と結果を評価され、再び“世界最強”に

タグ: , , , , , , 2024/5/10

ネリ戦で激闘を繰り広げた井上。そのパフォーマンスはきっちりと評価された。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 世界を騒然とさせたエポックメーキングな勝利が、高く評価される形となった。

 現地時間5月9日、世界で最も権威あるボクシング老舗専門誌『The RING』が、階級を超越した最強ボクサーを決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新ランキングを発表。6日に東京ドームで行われたルイス・ネリ(メキシコ)戦で6ラウンドTKO勝ちを収めた、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、約1年9か月ぶりに1位へ返り咲いた。

【動画】悪童ネリに逆襲の右ストレート!井上尚弥がドームを熱狂させた貫禄のTKOの瞬間





 日本ボクシング界にとっての“敵”でもあったネリとの勝負は、文字通りの激闘だった。

 1ラウンドに死角から飛んできた左フックを被弾した井上は、プロキャリア初ダウンを喫するも、ここから“怪物”っぷりを発揮。そこから冷静に推し進めると、2回と5回にそれぞれ左フックでダウンを奪取。そしてネリを防戦一方とした6回に素早いコンビネーションから渾身の右ストレートを炸裂。相手をキャンバスに沈めた。

 約2年ぶりとなる王座防衛を果たした井上。昨年1月のスーパーバンタム転級後から3試合連続でのKO(TKOを含む)勝ちとあって、存在感がより一層、高まるなかで、『The RING』がPFPで高評価を下した。

 そんな井上に続くのは、昨年7月に史上初となる2階級での4団体統一を果たしたウェルター級のWBAスーパー・WBC・WBOスーパー統一王者であるテレンス・クロフォード(米国)だ。

 真夏のエロール・スペンスJr.(米国)戦勝利以降も1位の座に君臨してきたカリスマだが、そのスペンスJr.戦から試合をこなしておらず。その間に3試合を消化した“モンスター”が「上」と評価されたようだ。

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