韓国のヌートバー同僚が「戦犯」扱い 「鳥谷になれなかった」エドマン【WBC】

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(C)Getty Images

 カージナルスの主力でプレーするアジア系アメリカ人の2人が日韓戦で激突した。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)侍ジャパンは10日、1次リーグ2戦目の韓国戦に臨み、13ー4で圧勝した。「1番中堅」で先発したラーズ・ヌートバー(25)は反撃の口火を切る適時打を含む2安打2得点と躍動した。

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 韓国の「1番二塁」で先発したトミー・エドマン(27)は4打数無安打で、守備でも失策を犯すなど精彩を欠いた。韓国人の母を持ち、韓国系アメリカ人として初の代表入り。母が日本人のヌートバーも日系アメリカ人で初の日本代表入りと、共通点の多い2人だが、活躍は明暗が分かれた。

 エドマンの韓国は開幕2連敗で準々決勝進出が難しくなり、同国メディアでは「戦犯」探しが始まった。その1人としてエドマンに矛先が向けられている。7-8で敗れた初戦オーストラリア戦。韓国が1点を追う9回2死一塁の場面で、一塁走者エドマンが二盗に失敗。4番打者の打席で試合を終了させ、猛批判を浴びた。

 WBCで1点を追う9回2死一塁からの盗塁といえば、2013年の日本ー台湾戦。一塁走者の鳥谷敬が起死回生の二盗を成功させ、井端弘和の同点打を演出した名場面が思い出されるが、再現とはならなかった。SNSでは「鳥谷失敗」「エドマンは鳥谷になれなかった」などと、韓国の敗戦を象徴するシーンとなった。

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