気迫あふれる投球を続けている大谷(C)Getty Images
もう太刀打ちはできない。現地時間6月3日に敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に、ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者兼投手」として先発登板。投げては6回(89球)、被安打2、6奪三振、与四球1、無失点と好投した。
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現地時間5月27日のロッキーズ戦でも6回(99球)、被安打0、7奪三振、与四球4、1失点と圧倒していた「投手・大谷」は、ふたたび異彩を放った。
この日も序盤からダイヤモンドバックス打線を寄せ付けなかった大谷は、最速100.4マイル(約161.5キロ)の4シームとスピンレート2710回転と大きく変化するスイーパーで打者をことごとく翻弄。4回2死にガブリエル・モレノに二塁打を打たれるまで無安打ピッチングを続けた。
今回の登板で、計10登板(61イニング)を消化した大谷は、防御率0.74、WHIP0.79、被打率.144、被OPS.435にまでダウン。3割近い高打率(.298)を残し、10本塁打、OPS.936を記録している打者の成績とは思えないハイスタッツを残す「投手・大谷」を巡っては、“投手版MVP”とも評されるサイ・ヤング賞に関する議論を白熱している。
1990年代にMLBでプレーし、通算213勝、154セーブの偉業を成し得たジョン・スモルツ氏は、大谷の受賞に太鼓判を押す一人だ。米スポーツ専門局『ESPN』の元記者であるリッチ・アイゼン氏のポッドキャスト番組『The Rich Eisen Show』に出演し、「誰もが私を『どうかしてるんじゃないか?』って言っていたけど、私は何年も彼の最大の武器は投手力だと言っていた」と熱弁を振るった。