大谷翔平、さらなるMVP受賞の“壁”は「人間の飽き」? 際立つ7度受賞のボンズの異次元さ

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キャリア2度目のメジャーMVPに輝いた大谷。その栄誉を今後も手にし続けられるかが話題となっている。(C)Getty Images

 ここから大谷翔平はどれだけMVPを獲得できるか。

 メジャーリーグの最優秀選手(MVP)が発表され、二刀流スターがキャリア2度目の満票受賞を決めた11月16日、一部のメディアやファンの間では、こんな声が飛び交った。

【動画】大谷翔平が日本人初の本塁打王に!圧巻の全44ホームランを一気に見る





 投打で異次元の活躍を見せた今季の受賞に関しては、もはや異論はないだろう。打者としては、日本人選手以上初のタイトル獲得となる44本塁打をはじめ、打率.304、95打点、102得点、OPS.1.066と軒並みハイアベレージを記録。一方で投手としても132イニングを投げ、2年連続となる2桁勝利(10勝)をマーク。防御率3.14、WHIP1.06、奪三振率11.39と堂々たる数字を残した。

 これだけ圧倒的な成績を残せれば、受賞者を決める全米野球記者協会の記者たちにもアピールは十分。今後も大谷は複数回にわたってMVPを手にするのは可能だろう。もちろん、今年8月に負った右肘側副靭帯の損傷のような大怪我など身体への負担に耐えきれるかという不安はあるが、少なくとも当面の間は高い生産性を維持するはずである。

 もちろん懸念材料もある。それは「人の飽き」だ。

 米スポーツ局『CBS Sports』のマット・スナイダー記者は、今回の受賞発表前に掲載した記事で、「偉大な記録を打ち立てる選手が出てこない限り、シーズンを通して二刀流でプレーするオオタニが、今後もMVPを獲得し続ける可能性が高い」と断言。そのうえで、史上最多7度の受賞を誇るバリー・ボンズへの挑戦に対する問題点を記している。

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