日ハム『円陣動画』の波紋、問われるSNS発信の姿勢とは
今回の動画に関しては球界OBからは「チームに昇格したばかりの若手をいじる、万波への愛のダメ出しともとれる」と擁護する意見もあった。
ただ以前から指摘されていたのは「どの球団にもいえることですが、ツイッターやインスタグラムなどを含めたSNS運用の難しさです」(広告代理店関係者)。これまではある意味で「村社会」だったプロ野球がSNSというツールによって、一般社会と急速に接続されるようになったことに起因する。
プロ野球界はこれまでも一般社会の意識との「ズレ」が指摘されていた点もあったが、すべてが球界内で完結していたこともあり、公に出ることは多くなかった。
だが、ここ数年でSNSツールが急激に普及。ビジネス戦略として、球団もSNS運用が不可欠の時代となっている。
そんな中で起きた一連の事件。「公式アカウントで選手のツイッターを紹介している球団も多いですが、その発言内容などすべて、チェックできているのか。以前は球団はある意味、選手の活躍のみを発信していれば良かったが、いまではより共感性を高めようと各球団がSNS発信に取り組んでいる。そうなると、問題となるのは、どうしても球団の内部にいる人が行うと身内目線になりがち。今回の発信においてもチェックが甘かったのではないか」(同)。
暴力問題で無期限の出場停止処分を受けている中田の処遇を始め、日本ハムの野球と向き合う姿勢が問われている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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