沢村賞投手、攝津氏が投げる変化球の切れ味とは!?

タグ: , , 2021/12/28

「カーブは縫い目によってグリップ力が変わるので同じ握りでも縫い目の違いで変化の仕方が変わる。それだけでも投球の幅が全然違う」という。

「どちらがいいというのではなく自分の投球スタイルに合わせて投げ分けるのが重要」だと攝津氏は言う。

攝津氏は現役時代、縫い目にひっかからないところに指をかけカーブがより遅くなるように心がけていた。攝津氏の緩急をうまく使った投球スタイルはこういうところからもうかがい知れる。

「カーブは握り方も大事だが握りがしっかりしていても、腕が緩んでいたら曲がらない」「変化球全般に言えることだが腕が身体から離れないことを心がけてしっかりと腕を振らないと変化はしない」自分の身体の使い方を理解してしっかり腕を振れるところを探していけば自ずと変化してくれるという。

シンカーは中指と薬指の間に挟みしっかりと指にひっかかるようにして腕をねじ込んで振ると反対側に鋭く落ちる変化になるという。

また握りの深さや抜くかかけるかによって変化量やスピードも変えることが可能。深く握りしっかり指をかけることにより攝津氏独特の鋭く曲がり落ちる変化のシンカーになり、浅く握り指にかけるのではなくフォークのように抜くことによりチェンジアップのようになるという。

浅い握りのシンカーは右バッターに対して引っ張らせる事でカウントを稼ぎやすくなり、また深く握ったシンカーで三振を取るときの布石にもなるので投げ分けることにより、より大きい武器になると語る。

現在のプロ野球では150km投げる投手でも真ん中高めに投げても簡単に弾き返されることが多くなり、プロの投手でも変化球のバリエーションやコントロール、緩急がないと生き残るのが難しいとされている。

知れば知るほど奥深い、プロの投球術。これを機にじっくり勉強してみても面白いかもしれない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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