菅首相、唯一の功績！？森喜朗氏、五輪組織委名誉最高顧問就任プランが白紙へ

　逆に言えば、現在顕在化してきた「菅政権の危機」は、このあたりから綻びが見えていたとも言えます。

　「森氏の『名誉最高顧問』就任プランは週刊誌やタブロイド紙、スポーツ紙が『飛ばした』ものではありません。朝日、読売、毎日や共同通信、ロイターら名だたる一流メディアが一斉に報じていた。つまりネタ元からすると、『事後報告でも菅さんはＯＫするだろう』と甘く見ていたフシがある。菅さんにおうかがいを立てるのは後でいい、既成事実化させちゃえば何とかなる、と菅さんを軽んじていたのでしょう」

　女性蔑視発言はなかったことにして、「名誉最高顧問」就任によってオリパラ成功の立役者として表舞台へ颯爽と復帰する－。そんな森氏の夢プランを断念させたことは、菅政権唯一の「レガシー」と言えるかもしれません。

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