「他に誰がこんなことを成し遂げた?」大谷翔平に敵将の本音爆発 まさかの緊急登板に思わず飛び出た“熱き言葉”
汗をかきながら躍動した大谷(C)Getty Images
飽くなき姿勢で勝利を求めた偉才は、やはり別格だった。
去る9月5日、ドジャースの大谷翔平は敵地でのオリオールズ戦に「1番・投手兼DH」で先発登板。打者としては3打数ノーヒットに終わったものの、投手としては3回2/3を投げ、被安打3、5奪三振、無失点と好投。惜しくもチームはサヨナラ負けを喫したが、背番号17の奮闘を米球界内で衝撃を生んだ。
【動画】緊急登板の大谷翔平 オリオールズ打線相手に三振を奪うシーン
そもそも予定していたマウンドではなかった。当初先発予定のタイラー・グラスノーが腰の張りを訴えたために急きょ別投手との入れ替えが決定。「マウンドにいくしかない」と語った大谷は試合開始5時間前に、デーブ・ロバーツ監督に代役を買って出た。
約2日前に風邪の症状によって登板をスライドしていた大谷だけに、決してベストコンディションではない。それでも要所ではギアを上げ100マイル(約160.9キロ)超えの4シームを連発。滝汗をかきながらのマウンドは観る者の胸を打った。
衝撃を受けたのは、オリオールズベンチも同様だった。チームを率いるトニー・マンソリーノ監督代行は、地元局『MASN』で「誰かがふざけているのかと思った」と大谷の登板を訊いた際の心境を告白。その上でマウンドで躍動した偉才を「やっぱり唯一無二だった…」と褒めちぎった。
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