稀有となったドジャース一筋の生涯 涙で引退を決意したカーショーのキャリアに脚光「他球団でプレーした経験がない」
愛息子のチャーリー君とグラウンドで笑顔でじゃれ合うカーショー(C)Getty Images
球界の一時代を築いた名投手がグラウンドを去る決意した。現地時間9月18日、MLB通算222勝を挙げ、シーズンMVP1回とサイ・ヤング賞を3度も受賞したクレイトン・カーショー（ドジャース）が、今季限りでの現役引退を発表した。
2008年にメジャーデビューを飾って以来、数多の苦難を乗り越えてきた37歳の左腕は、今季も好調を維持。20先発で10勝（2敗）と2桁勝利を達成するとともに、防御率3.53、WHIP1.22という数字を残し、開幕からローテーションを守り続けてきた。
数々の偉業を積み重ねてきたレジェンドは、同日に開かれた記者会見において「ここで引退する。（妻の）エレンともたくさん話をしたし、子どもたちとも話した。そして、自分の中で納得できてもいる。これが正しい時なんだ」と涙ながらに説明。会見場に集った大谷翔平やフレディ・フリーマンら多くのチームメイトたちを目にし、「僕らは誰もが仲間の尊敬を得るためにこのゲームをプレーしている。だから彼らがここにいてくれることは本当に特別なことだし、そのことを誇りに思う」と同僚たちへの感謝も口にした。
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