なぜシーズンの“土壇場”でNPB移籍? 中日へのウォード“売却”に潜む思惑「日本で成功を収めれば、将来的にメジャー契約を勝ち取れる」
ドジャースのマイナーで本塁打を量産してきたウォード(C)Getty Images
日米両球界に驚きが広まる契約だった。現地時間9月22日、ドジャースは、DFA(事実上の戦力外通告)となっていたライアン・ウォードが中日へ移籍すると発表した。
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レギュラーシーズンの最終盤にまさかの移籍が実現した。現在28歳のウォードだが、その地力、あるいはポテンシャルに疑いの余地はない。メジャーリーグでの通算成績こそ出場20試合で、打率.218、3本塁打、12打点、出塁率.283と乏しいが、マイナーでの実績は十分。通算打率.283、168本塁打、出塁率.342、OPS.835と長距離砲として大いに期待が出来る数字を叩き出している。
ちなみに今季を含む過去3年間でのマイナーでの主な成績は以下の通りだ。
24年:打率.265、34本塁打、104打点、OPS.883
25年:打率.290、36本塁打、122打点、OPS.937
26年:打率.249、18本塁打、82打点、OPS.779
メジャーでの起用もあった今季はやや成績を落としたが、2025年にドジャース傘下3Aオクラホマシティで本塁打と打点の2冠に輝き、MVPまでも手にした実力は伊達ではない。
ポストシーズン出場のチャンスもかかわってくる9月のロースターに入れずに、日本に新天地を求める格好となったウォード。来季以降の契約にも影響を及ぼし得る“土壇場”での移籍には、いくつかの思惑も絡んでいる。
まずはドジャースだが、すでにトレード期限が過ぎているため、MLB他球団に手渡すとなれば、大きな見返りは見込めない。そこでNPB球団との交渉を展開し、助っ人の獲得を望んでいた中日と金銭でのトレードを実現させた。球団のトッププロスペクトでもあった野手の退団で少なからず“収益”を生み出すのは流石である。













