「無理に逃げず、勝負に行っても良かったかもしれない」なぜDeNAは日本シリーズでSBに4連敗スイープを食らったのか 申告敬遠の場面に近鉄OB佐野慈紀氏の考察「それ以上に山本が見事なバッティングを見せた」
山本は日本一を決めた第4戦で3打点の大暴れとなった(C)産経新聞社
野球評論家の佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で考察する「シゲキ的球論」。今回はソフトバンクが4連勝で日本一連覇を果たした日本シリーズの両球団の戦いぶりを分析する。
【動画】「来てくれてありがとう」「マジでこのレベルの打撃できるキャッチャーえぐい」山本祐大が放った起死回生の逆転弾の映像を見る
10月28日に行われた「SMBC日本シリーズ」第4戦(みずほペイペイドーム)はソフトバンクがDeNAを4-2と下し、シリーズ4連勝。2年連続13度目の日本一を飾った。
小久保裕紀監督にとっては就任3年目にして、本拠地で初の胴上げとなり、万感の思いで9度宙を舞った。
佐野氏は、この第4戦の最大のターニングポイントとして、オーダーの変更と5番に組み込まれた捕手・山本祐大の存在を挙げる。シリーズ初の5番に起用したことに「打線の組み方が見事にはまった。あそこに山本祐大を入れたのが、本当に大きかった」とこの試合で3打点と躍動した扇の要を絶賛する。
2点を追う4回二死二塁の場面、打席に主砲の栗原陵矢を迎えたところでDeNAベンチは申告敬遠を指示。今季途中までチームに在籍した山本との勝負を選んだ。
二死一、二塁で打席に入った山本は外角高めの直球を逆らわず、右方向へはじき返した。同点の2点適時三塁打として、塁上で喜びを爆発させた。
佐野氏はこの一連の攻防に関して「王道で言えば4番を敬遠して、勝負に行くのは定石だ。しかし、このシリーズの栗原の状態を考えれば、無理に逃げず、勝負に行っても良かったかもしれない。だが、それ以上に山本が見事なバッティングを見せた」と評する。












