「無理に逃げず、勝負に行っても良かったかもしれない」なぜDeNAは日本シリーズでSBに4連敗スイープを食らったのか 申告敬遠の場面に近鉄OB佐野慈紀氏の考察「それ以上に山本が見事なバッティングを見せた」
値千金の2点適時打に「強引に引っ張るのではなく、チームの目指す野球を理解して反対方向に打ち返した。ホークスが長年培ってきた勝つための野球を、そのまま体現したような素晴らしい一打だった」と唸った。
古巣であるDeNAバッテリーの意図を読み、確信を持って冷静にボールを見極め、逆方向へ弾き返した山本の技術と集中力を高く称える。
今年5月の電撃トレードには、ファンや球界関係者から多くの驚きの声が上がった。
佐野氏も「ホークスは打てるキャッチャーが喉から手が出るほど欲しくて、山本をトレードで獲得した。その期待に応え、日本シリーズという一番重い舞台で完璧な結果を残した山本の存在感は計り知れない」と結果的には大成功のトレードになったと述べた。
終わってみれば、昨年同様、王者ソフトバンクがセ・リーグ球団相手に圧巻の強さを発揮した。たとえ主力が打てなくても、凡事徹底、守備力の高さも光った。
シリーズ総括として佐野氏は「これで小久保監督も自らの色でチームを染め上げ、堂々と3年連続日本一を目指せる。山本祐大という最強のピースを得たホークスは、来季以降もさらに強くなっていく」と当分は“一強”時代が続いていくと見る。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
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