角田裕毅、サウジGP予選8位もマシン挙動に困惑 フェルスタッペンとの比較では余裕も「まだ3戦目だ」
「ターン4で大きなスナップ(※急な挙動変化)が起きた。もっとプッシュしようとすると、この予測できないスナップが何度も起こってしまう。限界に到達するのが本当に難しい」
予選での自らの走りをそのように分析する角田は、さらに、「レーシング・ブルズのマシンでは最後の数秒、あるいは数ミリ秒まで絞り出すことができたけど、今は限界を見つけるのが難しいので本当にイライラしている」と心境を吐露。
また、チームメイトであり、ジェッダのポールシッターとなったマックス・フェルスタッペンと自身を比較しており、「(フェルスタッペンと比べて)苦戦しているとは思っていない。まだ3戦目でもあるので」と述べた上で、「でも、今のところ本当に予測がつかない。あのスナップがなぜ起きたのか、まだ分かっていない」などと、胸中を明かしている。
他にも角田は、「路面が良くなるにつれて悪くなっていってしまった。そこが難しいところ」などと、ドライビングの複雑さも強調している。マシンの感触を掴み切れない中で迎える決勝ではどんな走りをみせるのか。今回はこれまで以上に、期待とともに大きな不安が隣り合わせとなる中でのレースとなるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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