MLBで大型トレード、期限ギリギリに移籍した日本人選手は?

タグ: , 2019/8/1

日米で違うトレード事情

 日本よりも多くの選手が行き交うメジャーリーグのトレード事情は、本気で優勝を狙いに行くのか、それともそのシーズンは諦めて来季以降の巻き返しを狙うのか、各チームの事情がはっきり色分けされるために成立する。

 グリンキーのケースでいえば、7月30日現在で54勝54敗の勝率5割だったダイヤモンドバックスは今シーズンのプレーオフ出場を半ば諦めたわけだ。見返りとして将来有望な若手4選手を獲得。彼らのうち何人かの芽が出れば、来季以降の上位進出につながる。

 「優勝請負人」として期限ギリギリに移籍した日本人選手といえば、2017年にレンジャーズからドジャースへ移ったダルビッシュ有だった。レンジャーズに6年契約で加入したダルビッシュは、このシーズンオフにFAとなることが決まっていた。序盤からつまずいていたレンジャーズは、オフになったらFAとなり退団濃厚なダルビッシュを売りに出し、有望な若手を欲していた。まさに売り手市場として移籍先を探す中、最も優れた対価を差し出したのがドジャースだった。7月31日にマイナー3選手とのトレードで移籍した。

 移籍後のダルビッシュは9試合で4勝3敗、防御率3・44とまずまずの成績でチームを支えた。ポストシーズンに入っても、地区シリーズでダイヤモンドバックスとの第3戦に先発し、5回1失点で勝利投手に。ナ・リーグ優勝決定シリーズでもカブスとの第3戦に先発し、6回1/3を1失点で勝利投手となり、ワールドシリーズ進出へ貢献した。

 だが、最後の頂上決戦では期待を裏切った。アストロズとのワールドシリーズ第3戦に先発し、1回2/3を4失点で敗戦投手に。3勝3敗で迎えた最終第7戦先発に抜擢されたが、再び1回2/3を5失点でKOされ戦犯の烙印を押された。

 勝負に出たアストロズは今夏移籍マーケットの真の勝者だったのか、否か。答えは3カ月後に初めて分かる。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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