怪我人目立つ日本ハムに球団OBが”土台作り”のススメ「反復練習が少ない」「ランニングは必要」

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戦線に復帰した清宮。ここから調子を上げていきたいところだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 怪我人が多いながらも現在4位と奮闘している日本ハム。出塁率.395とチャンスメーカーとしてチームを引っ張った今川優馬は4月下旬に自打球で負傷、チームトップの盗塁数の五十幡亮汰は5月上旬に肉離れ、開幕ローテーションとして3試合に登板してQS率100%だったルーキーの金村尚真は4月中旬に右肩の張りを訴えるなど、負傷した中心選手がいまだに一軍復帰できていない。

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 また、得点圏打率.583と開幕直後から勝負強さを発揮した清宮幸太郎は13日に一軍に戻ってきたが、約2か月ほど一軍を離れていた。主力クラスの怪我人が多く、「もう少し故障者が減っていればAクラスに入っていたのでは」と考える日本ハムファンも少なくないだろう。

 そもそも、なぜ日本ハムは怪我人が多いのだろうか。現役時代に日本ハムのエースとして活躍した岩本勉氏が自身のYouTubeチャンネルで、怪我人が目立つ理由について語った。まず岩本氏は「ファイターズだけじゃなくて他のチームも全然多い」としつつ、その理由として「いろんなチームの練習を見てるけど反復練習が少ない」という。

 続けて、「特に地面をとらえた反復練習が少ないから、やっぱりこれは怪我人は多くなる」と打ち込みや投げ込み、走り込みといった反復練習の少なさを挙げる。また、「成績残した選手が『ランニングすると調子が悪くなる』とか言うんですよ」と耳にする機会が増えた“走り込み不要論”を話題にする。岩本氏は「彼らは(ランニングで)土台を作って、『今はいりませんよ』って言ってるだけ。ランニングは必要です」と、走り込み不要論を唱える選手はすでに走り込みで土台を作り上げた状態にあるから不要と言っているだけだと話し、「『必要だ』と思った時は走ってください。絶対裏切らないから」と締めた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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