加藤&上沢「Wエース」流出危機の日本ハム 次世代のエース候補は?

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 2人が仮にチームを離れることになれば、いかに大きな穴があくかが想像できるが、一方そんなピンチにも立ち向かえそうな、今後が楽しみな戦力も育ってきた。

 そのうちの1人が、最終戦の先発も任されたプロ3年目の根本だ。

 昨シーズン先発としてプロ初勝利を含む3勝を挙げると、今季は最終戦で初黒星を喫したが、そこまで登板した4試合では3勝負けなしと安定感を示していた。

 ほかにも日本ハムの先発左腕勢は今季飛躍した上原健太もいるが、ここに左の先発としてもう一枚根本が加われば、先発投手陣の厚みも増すことは間違いない。

 また根本と同じく来季、先発ローテーション定着が期待されているのが、北山亘基だ。昨年、ルーキーながらサプライズ発表でチームの開幕投手を任され先発登板すると、その後は抑え、中継ぎとしてチーム最多の55試合に登板。

 2年目の今季は再び先発へ転向し、ローテーションの一角を担いながら6勝をマークした。夏場以降はフォームの問題を指摘され、再調整となったが、最速156キロの直球を武器に、多彩な球種を投げ分けることもでき、来季以降の活躍も期待できそうだ。

 このほか、WBCにも出場した伊藤大海に加え、コディ・ポンセ、今季前半戦を中心に活躍したサブマリン右腕の鈴木健矢、ルーキーながら安定したピッチングを披露した金村尚真、さらには先日獲得が発表されたU-18台湾代表で、エースとして活躍した、中国文化大学の孫易磊(スン・イーレイ)など、チームには活躍が楽しみな先発陣、エース候補の選手が多い。

 新庄監督は就任3年目となる2024シーズンは優勝を目指すと宣言している。ピッチングスタッフの充実もチーム浮上には欠かせないとあって、来季はどんな戦力が台頭してくるか、楽しみとなりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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