歩み出した「再生への1歩」…巨人の背番号11、田中将大のキャンプ初日に光った「魔改造コーチ」の存在感
久保コーチ（左）はキャンプ初日から田中に熱心に指導を行った（C）産経新聞社
新たに巨人軍に加入した田中将大の「復活ロード」がいよいよスタートした。
キャンプ初日となった2月1日は新たな背番号「11」を披露したことや、ブルペンで、久保康生巡回投手コーチの熱烈指導を受けたことが一斉に報じられた。体重移動や腕の使い方など、基本的なことを含めて、フォーム改造に取り組んだという。
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日米通算197勝とレジェンド右腕も近年は思ったようなパフォ―マンスを残せていない。特に昨年は一昨年に受けた手術の影響もあり、1試合の登板のみ、勝ち星なしに終わっていた。
今回、田中の加入にあたって、阿部慎之助監督は同コーチに指導を一任した背景には昨年、久保コーチが再生を果たした菅野智之の例もある。
菅野も近年パフォーマンスを落としていたが、昨年、同コーチの指導も実り復活。15勝（3敗）とリーグ最多勝と復活を遂げたのだ。
久保コーチといえば、近鉄時代には岩隈久志、阪神時代には能見篤史の飛躍のきっかけを作り、「魔改造」ともいわれる的確な助言で様々な投手をアシストしてきたことで知られる名伯楽。昨年も菅野の復活を助け、巨人の若手投手陣にも適切な助言で背中を押してきた。
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