誰もが認めた大谷翔平の“MVPの価値”に異論！ エ軍地元記者が「本当にふさわしいのか。見直す余地がある」と指摘
さらに「勝利への貢献という考えを真剣に受け止めているのは、もしかしたら私しか残っていないのかもしれない」とも続けるアレクサンダー記者は、「BBWAAの定義する『MVPにふさわしい選手の規定』においてはプレーオフ出場者である必要はないと明記されている」と触れたうえで、こう論じている。
「ショウヘイは本当にふさわしいのか。その『価値』の定義は明らかに解釈を見直す余地がある。夏場に地区優勝争いに加わっていたエンゼルスだが、9月3日にオオタニが怪我で離脱した時点で首位から13ゲーム差、プレーオフ圏内からも12ゲーム差も離れていた。
もしも、MVPの定義が、『チームの勝敗に関係なく、シーズンが終わっていたとしても注目され続ける唯一プレーヤー』だと考えるならば、ショウヘイはまさにMVPだ。あのエンゼルスで、それができた選手は他にいない。おそらく、ショウヘイの才能がポストシーズンを狙えるチームで、どれだけ貢献できるかは、これからわかるだろう」
満場一致で決した大谷の2度目の戴冠。それでもなお、こうした議論がされるのは、彼が戦う舞台のレベルの高さを物語ると同時に、二刀流の異次元さを示しているとも言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「間違いなく来年も」大谷翔平に早くも3度目のMVP獲得の声 米記者が“ボンズ超え”を指摘「打撃だけでも値する」
【関連記事】「ジャッジすら比較にならない」米人気司会が大谷翔平の“異能な娯楽性”を絶賛「向こう10年は何十億と稼げる」
【関連記事】本命はやはりドジャースか 過熱する大谷翔平のFA報道に米メディアが見解「カーショーとウリアスの契約満了で帳簿から1億ドル減った」
1 2
